行動には常にリスクが伴う。自分が取ってきた行為に相応のしっぺがえしを食らうのは「不幸」ではない。しっぺ返しを食わないのが「幸運」であるというだけの話だ。
　ただ俺としては、(かつての)宮沢雪野は自分が望むものを手に入れるために相応の努力をしてきたではないかと思ってしまう。相応の代価は既に払ってきたと。努力して良い子の仮面をつけるのは悪事なのか？　努力もせずに嫉妬する方が百万倍醜いではないか。
　あの長い黒髪の女がこれまでどのように生きてきたのかは知らんが、どうやら中学ではああしたやり方でクラスを牛耳っていたらしいですな。彼女はきちんと自分の行為に相応のしっぺ返しを食らうことになるのだろうか？　目下の最大の関心事はそこだ。相応の代価を払っていない人間を傍から見たとき、人はそれを「理不尽」と感じるのだ。

　いい子を演じてたなんてハラ立つ、ってのはわからんでもないけど、でも、「いい人」ってのがどういうものか、みんなわかってんのかな。
　普通できない、自分にはとてもできないような「良い人」。そんな都合の良い人格が、何の仕掛けもなしに実現可能だなんて本当に思っているのかね。物事には全て理由がある。普通出来ないようなことを実現させている何かが、必ず存在する筈なんだよ、あなたの周りに居る「良い人」の中にもね。彼ら彼女らだって、あなたと同じ人間なんだから。

　今回の話は、エピソード的には普通の少女マンガっぽいけど。来週どうなるかだな。

　芝エビつばさの声にはびっくりしたぞ。演技ヘタなんだかうまいんだか。